2018年回顧 読書編

さかしま/ジョリス=カルル・ユイスマンス休戦/プリーモ・ミケーレ・レーヴィ第三の警官/フランオブライエン謎解きカラマーゾフ/江川卓第八の日/エラリークイーン楽園への疾走/ジェームズ・グレアム・バラードゴーメンガースト/マーヴィンピーク鏡の中は日曜…

2018年回顧 映画編

2018年の劇場で見た新作映画の中から10本ということで……1位 ジュラシックワールド/炎の王国2位 万引き家族3位 ランペイジ4位 霊的ボリシェビキ5位 シェイプオブウォーター6位 告白小説、その結末7位 デトロイト8位 アベンジャー/インフィニティウォー9位 ウ…

ボーダーライン 地獄の構造

ヴィルヌーヴの最高傑作であると同時に脚本のシェリダンの最高の仕事がこの映画だと思う。あらすじ解説とかは他の方に任せるとして(他力本願)この映画は心底恐ろしいことをやっている。この映画の主題はラストの嘆きの検察官こと殺し屋アレハンドロの台詞で…

はじめに

ひとつは図書館はあまりにも大きく、人間の手による縮小はすべて軽微なものであるということ。、いまひとつはそれぞれの本が唯一のかけがえのないものだが、しかし、千の数百倍もの不完全な複写が、一字あるいはひとつのコンマの相違しかない作品が常に存在…